特殊な器具を使用した包茎手術
ベーシック包茎手術は『クランプ』という包茎手術専用の医療器具を使用した包茎手術です。
クランプは優れた器具である反面、注意点やデメリットもありますので、
ベーシック包茎手術をお考えの患者様はクランプ包茎手術について理解しておくことをおすすめします。
クランプってなに?
『クランプ』とは、包茎手術のために開発された包茎手術専用器具で、出血を抑え、衛生的に包茎手術を行うために開発されました。
止血などの作業がほぼ必要ないため、短時間・低価格での施術が可能の包茎手術です。 現在でも多くのクリニックが主流包茎手術法として行っています。
クランプの種類と使用法
クランプは多くの医療メーカーに開発されており、
その種類は鐘のような形状や、パイプのような形状など、さまざまなものがあります。
しかしクランプの使用法に大きな違いはありません。
違いがあるのはクランプを陰茎に固定した後に使用するメスの種類です。2つのクランプ手術法をご紹介します。
一般的なクランプ手術法
- 亀頭にクランプのコーンという部分をのせる。
- コーンを包み込むように包皮を引き上げて被せる。
- リング状に穴の空いた金具を被せて包皮を挟み込む。
- リングを締め付けて包皮同士を挫滅(ざめつ)させる。
- リングのラインに沿って通常のメスで切除する。
レーザーメス法
コーンに包皮を被せて、その上にリングを被せて包皮の長さを測量するまでは一般的なクランプ手術法と変わりません。
その後、メスではなくレーザーメスで切除します。レーザーメスと聞くとハイテクなイメージで聞こえがいいですが、レーザーメスを使用した場合、切断面は火傷状態になり、通常のメスを使用したクランプ手術法よりも傷あとが目立ってしまいます。
エストクリニックではレーザーメスは使用していません。
クランプのメリット・デメリット
クランプをしっかり理解しよう!
高度な技術を持たない医師でもクランプを使用して執刀すれば、性感をある程度温存した状態で仕上げることが可能です。これによって手術費を低価格に抑えられる点も大きなメリットです。
しかし、クランプを固定する際に包皮同士が挫滅(皮膚同士がつぶれてくっついた状態)されます。皮膚がくっつくことで出血が抑えられるのですが、挫滅した皮膚の損傷が大きく傷が目立つようになってしまうので、クランプを使用した後に特殊な縫合を施す必要があります。手術前にしっかり確認しておきましょう。
メリット
- 比較的容易な包茎手術方法のため、高度な外科医術を必要としない
- 抜糸をする必要がない
- 約30分程度と短時間での手術が可能
- フリーハンド手術よりも低価格に抑えられている
デメリット
- 医師のフリーハンド手術に比べると傷が目立つ
- 内板側の包皮(内側の包皮)が比較的多く残りやすいため、陰茎がツートーンカラーになりやすい
- 手術の際に小帯(性感帯)が切れてしまうため、手術前に比べてやや感度が落ちる
- レーザーメスを使用した場合、やけどの状態になるため、レーザーメスを使用しない場合よりも傷が目立つ。
※当院ではこの施術は行っておりません。
クリニックでの注意点
医師のフリーハンド手術かクランプか必ず確認!
クランプ手術法に関してのデメリットを患者様に説明しないまま、手術してしまうクリニックが多く存在します。時には低価格に抑えたクランプ手術法を医師によるフリーハンド手術と説明し、高額治療費を請求されているケースもあります。
クランプは優れた器具ですが、上記のようなデメリットが存在することも事実です。エストクリニックではそれぞれの手術法についてしっかりと説明し、患者様がご納得されてから手術を開始します。
クランプである可能性が高い場合
- 特殊な機械や専用器具を使うと言っている
- 包茎手術で使用される機械や専用器具というのは、ほぼ間違いなくクランプでしょう。また「環状切開」と言っている場合もクランプである可能性が高いです。
- 目隠しをしたり、顔と患部の間に幕を下ろして見えないようにする
- 手術直前に目隠しをされたり、患部と顔の間に幕を下ろされた場合、クランプ手術である可能性が高いです。もし事前にクランプだと説明されていなかった場合、クランプを使用するか確認しましょう。